今までカメラの操作や構図について話してきました。
それらの話を読みたい方は下記のリンクからご覧ください
【「カメラ初心者」から脱出したくないなら見ないでください。マニュアル操作編】
https://hikomaru-photo.com/?p=31
【初心者必見!スマホだけでも学べる写真上達講座・構図編】
https://hikomaru-photo.com/?p=38
カメラを始めて、しばらくすると、写真の編集に興味を持つ人も多いのではないでしょうか。パソコンと編集ソフトを使いこなせるようになると、写真の表現の幅が広がり、より自分らしい写真を撮ることができるようになります。
そこで今回は、初心者カメラマンが学ぶべきパソコンと編集ソフトについて解説します。
◇◆パソコンの必要なスペック◆◇
パソコンで写真編集を行うには、ある程度のスペックが必要です。最低限必要なスペックは、以下のとおりです。
CPU:Intel Core i5以上
メモリ:8GB以上
ストレージ:SSD 256GB以上
CPUは、写真編集を行うための処理速度を左右します。メモリは、一度に多くのデータを処理するために必要です。ストレージは、写真データや編集ソフトのデータを保存するために必要です。
より快適に写真編集を行うためには、上記のスペックよりも高いスペックのパソコンがおすすめです。
なるべく費用を落としてギリギリのスペックで買う人もいるのですが、編集ソフトのソフトウェアは日々機能が更新していき、それを使うためのスペックも常に向上を問われます。なので、今はそのギリギリのスペックで使用できると思ってても翌年には、動きが鈍くなってるという事があります。
出来ればギリギリではなく、クリエイター向けパソコンのその年のベーシックといわれるスペックの物を買って頂ければ5年くらいはストレスなく使えるかと思います。
◇◆写真編集に必要な編集ソフト◆◇
写真編集ソフトには、さまざまな種類があります。初心者向けのソフトとしては、以下のようなものがあります。
Adobe Photoshop(フォトショップ)
Adobe Lightroom(ライトルーム)
Photoshop Elements(エレメント)
○Adobe Photoshopは、プロも使う定番の編集ソフトです。さまざまな機能を備えているため、本格的に写真編集を学びたい人におすすめです。特に部分的に切り取ったり、特定のものを画像の中から消したり、人の輪郭を加工できます。
○Adobe Lightroomは、RAW現像に特化した編集ソフトです。カメラで撮影したRAWファイルを編集して、より高画質な写真を仕上げることができます。色味や雰囲気を重点的に編集できます。最近では、Photoshopと同じような事を簡易的に出来るようになりました。
※RAW現像:情報量が多く詰まったデータで画質を劣化させない高画質な編集方法です。ちなみに「RAW」とは「生」という意味で、人によっては「RAWデータ」を「生データ」と呼ぶ人もいます。
○Photoshop Elementsは、Adobe Photoshopの簡易版です。基本的な写真編集機能を備えているため、初心者におすすめです。
◇◆Lightroomを使うメリット◆◇
先ほど紹介した中でも一番オススメしたいのが「Adobe Lightroom」。初心者にも使いやすい編集ソフトです。そのメリットは、以下のとおりです。
・直感的な操作性
・RAW現像の機能が充実
・写真管理機能が便利
前述でお話しした通り、カメラで撮影したRAWファイルを高画質に仕上げることができます。さらに、写真管理機能が便利で、写真の整理や検索が簡単にできます。
そして何より、スマホでも編集が可能です。
パソコンでLightroomに取り込んだ写真データはネット上でも保管され、そこからスマホの方でも写真が閲覧できて、外出先でも編集が可能になります。
◇◆Lightroomを使う注意点◆◇
基本的にAdobe製品は有料であり、Lightroomは「1078円/月~」で使用可能です。
Photoshopも同時に使えるプランもあります。詳細はAdobeのサイトよりご確認ください。
※表記した料金は2024年1月 のものです。
◇◆写真データを保存する為の周辺機器◆◇
写真データを保存するには、外付けハードディスクやSSDがおすすめです。外付けハードディスクやSSDは、パソコンの故障やデータの紛失に備えて、写真データをバックアップしておくことができます。
外付けハードディスクやSSDを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
容量:写真データの量に合わせて、十分な容量のものを用意しましょう。
速度:データの読み書き速度が速いものを選ぶと、快適に写真の編集を行うことができます。
耐久性:故障や破損に強いものを選びましょう。
◇◆まとめ◆◇
編集ソフトを使いこなせると、写真の表現の幅が広がり、自身の世界観を表現することができるようになります。
初心者カメラマンは、まずは必要最低限のスペックのパソコンを用意し、Adobe Lightroomなどの初心者向けの編集ソフトを使い始めてみましょう。
また、写真データを保存する際には、外付けハードディスクやSSDを活用しましょう。
ぜひ、編集ソフトの使い方を学んで、写真の表現力を磨いてください。
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