描写を良くしたいならレンズにこだわれ!

基礎知識

カメラを趣味で始めた方や、子どもの写真を撮りたいパパママにとって、カメラレンズは本体以上に重要なアイテムです。しかし、レンズにはさまざまな種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では、初心者カメラマンがまず学ぶべきカメラレンズについて解説します。各メーカーの特徴や、「単焦点レンズ」と「ズームレンズ」の違い、それぞれの適した利用シーンなどをご紹介します。

◇◆カメラレンズとは◆◇
カメラの内部にある光学部品で、光を屈折させて被写体像をフィルムやセンサーに映す重大な役割を担っています。レンズの焦点距離によって、被写体との距離をコントロールでき、またレンズの明るさや画角によって、写真の印象を大きく変えることができます。

◇◆カメラレンズのメーカー◆◇
カメラレンズを製造しているメーカーは、世界中に数多くあります。日本では、キヤノン(Canon)、ニコン(Nikon)、ソニー(Sony)、オリンパス(OLYMPUS)、パナソニック(Panasonic)などのメーカーが有名です。

各メーカーには、それぞれ得意とするレンズや特徴があります。例えば、キヤノンは高画質なレンズを数多くラインナップしており、ニコンはズームレンズの種類が豊富です。ソニーは高性能なミラーレスカメラ向けのレンズを多く取り揃えています。

上記に挙げたメーカーは、自社でカメラ本体も作っており、それらの機体に適したレンズも作っております。それらのメーカーのレンズは「純正」と呼ばれています。

そして、自社でカメラ本体は作らずレンズのみを作っている会社があります。Canonやソニーなどの大手のカメラに合ったレンズの事を「サードパーティー製」と呼んでいます。

「サードパーティー製」で有名なメーカーはシグマ(SIGMA)やタムロン(Tamron)などがあります。一昔前までは「サードパーティー製」は「純正」に比べて著しく性能が悪く仕事現場ではあまり使われないものだったそうです。しかし、「純正」に比べて安価なため趣味で撮る人にとってはとても重宝されています。今でこそ、純正レンズに性能が劣らないレベルになっていますので、安く良いレンズを手に入れたい場合は「サードパーティー製」をオススメします。

◇◆単焦点レンズとズームレンズの違い◆◇

カメラレンズには、単焦点レンズとズームレンズの2種類があります。

単焦点レンズは、焦点距離が固定されているレンズです。自身が動き焦点距離を変えることで、被写体との距離をコントロールできます。ズームレンズは、焦点距離を可変できるレンズです。レンズのズーム機能で焦点距離を変えることで、被写体に寄ったり離れたりすることができます。

○単焦点レンズの特徴
単焦点レンズは、焦点距離が固定されているため、被写体との距離をコントロールしやすいという特徴があります。また、ズームレンズに比べて、高画質でボケ味が美しい写真が撮りやすいというメリットもあります。

■単焦点レンズの適した利用シーン
以下のシーンに適しています。
・人物のポートレート
・風景や街並みの撮影
・花や植物の撮影

○ズームレンズの特徴
焦点距離を可変できるため、被写体に寄ったり離れたりするときに便利です。また、単焦点レンズに比べて、荷物がかさばらないというメリットもあります。

■ズームレンズの適した利用シーン
以下のシーンに適しています。
・旅行や日常の撮影
・イベントやスポーツの撮影
・動物や昆虫の撮影

◇◆初心者カメラマンにおすすめのレンズ◆◇
初心者カメラマンにおすすめのレンズは、以下のとおりです。

○単焦点レンズ
 50mm F1.8
○ズームレンズ
 24-70mm F2.8

単焦点レンズは、焦点距離や画質、価格などのバランスが良く、初心者でも扱いやすいのが特徴です。価格は2~5万位です。(メーカーにより価格は違います。)ポートレート撮影や前景と背景のボケを強く出したい方にはオススメです。

ズームレンズの方は近距離から中距離までカバーできる優れたレンズですが、ハッキリ言って高いです。純正であれば20万円以上、サードパーティー製であれば10万円前後で、中古品でも物の状態にもよりますが2,3割くらいしか安くなりません。

しかし、手に入れておくべきレンズです。安いズームレンズだと、ズームする際に絞り(F値)が変わってしまいます。しかし、このレンズは「2.8通し」と言って、ズームをしても絞り(F値)が変動しません。その為、絞りの変動により起こる、明るさの変動に気を取られないで撮影に集中する事が出来ます。

◇◆まとめ◆◇

カメラレンズは、カメラの性能を大きく左右する重要なアイテムです。初心者カメラマンは、まずは単焦点レンズとズームレンズの違いを理解し、自分に合ったレンズを選ぶことが大切です。

自分に合ったレンズを選んで、より充実したカメラライフを送りましょう。

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