前回、カメラを買ったら、まず「マニュアル操作を覚えろ」という内容の記事を紹介しました。まだ読んでない方は是非ご覧ください。
https://hikomaru-photo.com/?p=31
マニュアル操作の次に覚えたいのが「構図」です。「構図」は、写真の基本であり写真の印象を大きく左右します。「構図」を覚えることで、より魅力的な写真を撮ることができるようになります。
「構図」とは
写真の中の要素（人やモノ、風景 など）をどのように配置するかという型のことです。構図には、さまざまな種類がありそれぞれに特徴があります。
◇◆構図の種類◆◇
構図の種類には大きく分けて次のようなものがあります。
○日の丸構図
被写体を画面の中心に置く、ごくごくシンプルな構図です。
主に集合写真やプロフィール写真に使われやすい構図ですが、広角レンズを使う事で力強いポートレート作品も作れます。
この写真の場合、下から仰ぐようにアングルも工夫して撮影した写真になります。
シンプルな構図でもアングルを変えるだけで作り出せる世界観が変わります。
○三分割構図
画面を縦横に3つに分割し、主題をその交点の1つに配置する構図です。最も基本的な構図であり、安定感とメリハリのある写真になります。 基礎中の基礎の構図で、慣れてくると四分割で撮影する人もいます。今のデジタルカメラでは三分割法の撮影がしやすいように、ディスプレイに三分割のマーカーが表示されるものもあります。もし表示させられる機能があれば、是非使ってみてください。
主題をライン上に置いて撮影してます。
○フレーミング構図
自然や人工物などのフレームを利用して、主題を強調する構図です。構図に奥行きや立体感を出すことができます。イメージとしては、部分的な撮影ですね。ものの全体を撮るのではなく、部分を切り取る。例えば人を撮る際、体全体を取るのではなく目や耳、爪などを撮る感じです。その際、背景を強くボカして被写体を更に引き立てます。
○対比構図
大きさや色、明るさなどの対比を利用して、主題を引き立たせる構図です。コントラストが強調され、インパクトのある写真になります。
単純な青空の中に雲がポツンとある そんな感じのイメージです
猫ちゃんの写真は３分割構図も含まれていますね。
○シンメトリー構図
左右対称に配置する構図です。安定感と美しさを表現することができます。 日の丸構図に近いものです。個人的には下から仰ぐ形で撮るのがオススメです。
構図の中でよく紹介されるのはこの五つになります。
その中で、皆さんがもっとも練習に費やす事であろう構図は「三分割構図」になる事でしょう。じっと止まっているものを撮るにしても、次々と展開されるものや早く動くものを撮るにしても変わらず、誤って日の丸構図に撮っても最終的に三分割になるようにトリミング（切り取り編集）します。
◇◆構図を覚えるメリット◆◇
構図を覚えることで、次のメリットがあります。
・写真の印象をコントロールできるようになる
・写真の表現力を広げることができる
・写真の技術を向上させることができる
正直な話、まだカメラを持っておらずスマホのみで撮影してる人も、これを覚えるだけで他の人とは違ったワンランク上の写真が撮れると思います。マニュアル操作がまだできない人も、先に構図を覚えた方が良い場合もあります。
◇◆構図を覚える練習方法◆◇
構図を覚えるには、さまざまな構図の写真をたくさん見ることが大切です。写真集や雑誌、インターネットなどで、さまざまな構図の写真を探して見てみましょう。
また、自分で構図を意識して写真を撮ることもとても大切です。三脚を使いたがる人もいますが、それも無理に使う必要もなく、自分の足で被写体に近づいたり遠ざかったりしゃがんだりと撮りたい構図をどんどん見つけて撮影していきましょう。
構図は、練習を積むことで徐々に身につけることができます。最初は難しいかもしれませんが、コツコツと練習を続けて、ぜひさまざまな構図をマスターしてください。
◇◆初心者カメラマンが構図を覚えるコツ◆◇
構図を覚えるコツは、次のとおりです。
①最初は、基本的な構図から覚える
②1つの構図をマスターしたら、次に別の構図に挑戦する
③構図を意識して写真を撮る
まずは、三分割構図やフレーミング構図などの基本的な構図から覚えましょう。1つの構図をマスターしたら、次に別の構図に挑戦します。
また、構図を意識して写真を撮ることで、構図の重要性を実感することができます。
◇◆まとめ◆◇
構図は、写真の基本であり、写真の印象を大きく左右します。構図を覚えることで、より魅力的な写真を撮ることができるようになります。
構図の種類や特徴を理解し、いろいろな構図の写真をたくさん見て、自分で構図を意識して写真を撮ることで、構図を覚えることができます。
どうぞお試しください！
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